歯磨き

電動ブラシの最新情報

歯磨き

当医院では、今まで基本的に手用のブラシによる歯磨き (ブラッシング) を勧めてまいりましたが、電動ブラシの必要性を感じていらっしゃる方には良いお知らせです。以前の電動ブラシには数多くの問題点がありましたが、調査したところ、最近の電動ブラシには毛先の形態や動きなど、使っても歯茎への為害性などがないと思われる製品が開発されてきました。

患者さんにとっては、問題が出ることなく(歯茎を傷める、歯が磨耗するetc.)、汚れが取れやすいことがなによりだと思います。

歯磨き粉(歯磨き剤)について

これまでの研究により、フッ化物配合歯磨き粉における虫歯の抑制作用が証明されてきました。

これは、フッ素のなどの働きによるものです。

  1. 歯質強化(エナメル質に耐酸性の性質を与える。)
  2. 石灰化の促進(虫歯になりかかった歯に唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンとともに再沈着し、虫歯の進行を抑制する。)
  3. 抗酵素作用(細菌の産生する酵素の活性を抑制し、酸産生を低下させる。)
このフッ化物配合歯磨き粉の虫歯抑制作用を最大限に活用するための使用法を以下に紹介します。
  1. 歯ブラシの毛先全体にペーストを多めにだし、歯磨き (ブラッシング) を行う。
  2. ブラッシング中は必要以上に吐き出さない。
  3. 歯磨き (ブラッシング)が終了したら、おちょこ一杯程度の水を含み30秒程、全体に行き渡るようにブクブクと洗口して吐き出し、それ以上ゆすがない。
  4. その後は飲食を最低2時間控える。

この方法により歯磨剤中のフッ素をお口の中に残留させ、その効果を期待します。

現在、市販されている歯磨き粉の多くにフッ素が配合されていますが、その濃度については表示されているものは、ほとんどありません。

当院で推奨している歯磨き粉には非常に高濃度のフッ素の配合が明示されており、甘味剤にはキシリトールが使用されています。また、研磨剤の配合が少量であるため歯へのダメージが少なく、低発砲、低香味なため長時間磨きや電動ブラシでの歯磨きに適しています。